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【横浜市鶴見区で居抜き売却】居抜き売却時の清掃におけるポイント

店舗の居抜き売却を行う際は、設備などについて現況のまま引き渡すことができます。
しかし、購入希望者の内見などもあるため、ある程度の清掃は行うべきです。
汚れたままだと、購入希望者の印象を悪くしてしまいます。
今回は、居抜き売却時の清掃におけるポイントを解説します。

目次

居抜き売却時の清掃はどれくらい行えば良い?

居抜き売却時の清掃は、通常の清掃よりも少し丁寧に、細かく行うのが一般的です。
そのため、毎日清掃しないような部分についても、一通りキレイにしておくのが望ましいです。

またすでに買い手が決まっている場合、そこから行う清掃の程度については、事前に買い手とすり合わせておきましょう。
双方の認識が異なっていると、引き渡し時にトラブルにつながる可能性があります。

また、売主自身では清掃しきれない部分については、事前に専門業者に依頼して清掃することが大切です。

居抜き売却時に清掃しておきたい箇所

居抜き売却によって店舗を譲渡する場合、以下の点は最低でも清掃しておくべきです。

・入口、看板
・エアコン、トイレ
・フロア
・ダクト、厨房フード
・グリストラップ

各箇所のポイントについて詳しく説明します。

入口、看板

入口は店舗の顔となる部分であり、内見時には序盤に購入希望者が目にする部分です。
そのため、しっかりと清潔にしておかなければいけません。
具体的には、入り口付近の掃き掃除や雑草の除去などを行います。

また看板の汚れや破損がある場合も、印象が悪くなる可能性があるため、内見までに改善しておくべきです。

ちなみにドアやドアノブ、周りのガラスなどもある程度キレイにしておくことで、購入希望者の心象は良くなります。

エアコン、トイレ

エアコンやトイレの清掃についても、居抜き売却前には必ず行わなければいけません。

エアコンにホコリがついていたり、トイレに水垢がついていたりすると、良い印象を与えられません。
またエアコンはホコリが溜まったまま使用すると、当然そこから送られてくる風も汚れますし、燃費も悪くなります。

そのため、本体の周りやフィルターなどの清掃は最低限行っておきましょう。
内部の清掃については、専門業者への依頼がおすすめです。

フロア

フロア清掃も、居抜き売却時にはできる限り行わなければいけません。

飲食店のフロアは不特定多数の方が利用するため、ホコリや油汚れが溜まりやすく、汚れによる食中毒や転倒によるケガを起こす可能性があります。
特に油を多く使用する重飲食などの店舗では、床がべたつきやすいため、しっかりと清掃を行うべきです。

清掃の方法としては、まずホコリや砂をホウキで除去し、洗剤を使ってモップや雑巾で拭きます。
フローリングなど、材質によっては水気や洗剤で傷付くおそれがあるため、床の種類に合った方法を採用しましょう。

ダクト、厨房フード

ダクトは油やホコリが溜まりやすい設備であり、居抜き物件における購入希望者の多くはこちらをチェックします。
汚れが付着したままだと、排気不良や火災の原因になるため、こちらのチェックが厳しくなるのは致し方ありません。

またダクトの内部は狭く長さがあるため、売主自身で清掃するのは困難です。
そのため、なるべく早い段階で専門業者に清掃を依頼しておきましょう。

さらに厨房フードについても、汚れによって排気不良や火災の原因になるほか、フード内部についた油や水分がしたたり、料理に付着する可能性があります。
吸気口については売主自身でも清掃できますが、フード部分やフィルターに関しては難しいため、こちらも専門業者に依頼すべきです。

グリストラップ

生ごみをせき止め、水と分離させる設備であるグリストラップは、複数の槽で構成されています。
中でも生ごみを受け止める第1槽、油脂を受け止める第2槽は、多くの汚れが付着している可能性が高いです。

これらを清掃する際は、タワシなどでこすって汚れを落とし、沈殿物についても忘れずにすくい上げます。

専門業者に依頼する場合の注意点

ダクト関係など、売主自身が清掃できない部分については、専門業者に依頼して清掃するしかありません。
しかし、このとき高額な業者に依頼してしまうと、居抜き売却によって得られる利益が大幅に減少します。

もっと言えばなかなか買い手がつかない場合、造作譲渡料などを安く設定することになり、業者によるクリーニング代が回収できなくなるかもしれません。

そのため、しっかりと相場を確認し、そこから大きく乖離していない専門業者を選ぶのが大切です。

ちなみに、ダクトや厨房フードの清掃における料金の目安は、30,000~100,000円程度です。
フロアについては、12,000~50,000円程度で依頼できるケースが多いです。

まとめ

居抜き売却を行う方の中には、著しい売上の減少や体調悪化により、売却を決断した方もいるでしょう。
また、そのようなケースでは「とにかく早く売却したい」と思うこともありますが、清掃はだけきちんと行わなければいけません。
清掃をしなければ、いくらコストを削減したい購入希望者でも、なかなか成約まで進んでもらえない可能性があります。

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