MENU

【横浜市鶴見区で居抜き売却】バーの居抜き売却で押さえておきたいポイント

現在のバー業界はアルコール類の提供だけでなく、オリジナルのカクテルや食事メニューの提供など、サービスの幅が広がってきています。
しかし、その分競争は激しく、中には惜しまれつつ閉店する店舗も多いです。
今回は、バーの閉店に伴う居抜き売却で押さえておきたいポイントを解説します。

目次

必須の設備はバーカウンター

バーの居抜き売却に成功するかどうかは、バーカウンターの状態によって大きく変わってきます。
なぜなら、バーカウンターは居抜き物件の買い手もバーを経営する場合、欠かせない設備だからです。

特にサイズの大きいL字やコの字のカウンターなどがあれば、買い手に対する良いアピールポイントになります。
面積が狭い店舗でも、広々としたバーカウンターがあれば快適な経営ができます。

また、バーカウンターの高さについては、基本的には低めの方が印象は良くなります。
こちらは、来客の滞在時間が基本的に長いことが理由です。
ゆったりとお酒を楽しむバーでは、イスに座ったときに足が着くローカウンターが適しています。

ただし買い手がショットバーやダーツバーなど、会話や娯楽を楽しむタイプのバーを経営しようとする場合は、ハイカウンターの方が売却しやすくなります。

換気設備や排煙設備の状態もチェックすべき

バーを居抜き売却する場合、排気設備や排煙設備の状態もきちんとチェックしておきましょう。

バーは地下や2階以上の空中店舗など、窓のない場所にあることも多いため、基本的には風通しがあまり良くありません。
そのため、買い手の多くは換気設備や排煙設備を重点的にチェックします。

売主は店内に煙やニオイがこもらないように、換気設備や排煙設備の清掃が行き届いているか、問題なく作動しているかを確認しましょう。

製氷機の状態も忘れずにチェックしよう

バーの居抜き売却を成功させるには、製氷機の状態も忘れずにチェックしてください。

製氷機は、ほとんどの飲食店にとって必要なものですが、バーは特に需要が高いです。
バーに訪れる来客は氷が入ったお酒を飲むことが多いため、製氷機がきちんと機能していないと、売却時に買い手の印象を悪くします。

また製氷機をチェックする際、売主は実際に氷をつくり、その状態も確認しておきましょう。

バーで提供するようなお酒の中には、見た目の美しさが重要なお酒も多いです。
そのため氷の形が歪だったり、大きさがまちまちだったりすると、買い手にとって使いにくい設備になってしまいます。

厨房設備はそれほど充実していなくてもOK

居抜き物件の買い手もバーを経営する場合、それほど厨房設備が充実していなくても、他の要素でカバーできる可能性が高いです。
なぜなら、バーでは一般的な飲食店と比べて、それほど食事メニューの調理を行わないからです。

バーで提供するメニューでメインとなるのは、あくまでアルコールとおつまみです。
そのため、大きすぎるコンロやフライヤーといった設備は、かえって経営の邪魔になることがあります。

また、冷蔵庫はバーの居抜き売却において必須の設備ですが、こちらは作業台と一体になっているタイプが望ましいです。
このようなタイプの方が省スペースにつながり、買い手に良い印象を与えられる可能性が高いです。

ちなみに、シンクや食器棚などの設備についてはバーでも必要なため、残した状態で売却しましょう。

人気の立地について

一般的にバーというと、落ち着いてお酒を楽しむ店舗を指しています。
そのため、表通りから一本奥に入ったようなエリアを好む買い手が多いです。

このような物件は、視認性で大きく劣らなければ、地下や空中店舗でも査定がマイナスになる心配は少ないです。

また、バーは他の飲食店とは違い、2軒目や3軒目の店舗として訪れる方が多いです。
つまり、周辺の店舗状況によって、来客が期待できるかどうかが大きく変わってくるということです。

もっとも理想的なのは、集客の多い店舗が多く建ち並ぶ繁華街から、少し奥まった立地にある物件です。

売主が行うべき内見時の工夫について

先ほども触れたように、バーの物件は開口部が少ないことから、風通しがあまり良くありません。
また、どうしても換気能力が弱く、湿気がこもりやすくなることもあります。

このようなケースでは、売主が購入希望者の内見に合わせて、事前に換気しておくことが望ましいです。

建物内の湿気は生臭いニオイを発することがあり、内見時にそのようなニオイを漂わせていると、買い手に悪いイメージを与えてします。
そのため、売主は買い手が物件に訪れる30分以上前からエアコンを稼働させ、除湿することが望ましいです。

まとめ

バーは他の飲食店と比べて、必須の設備や求められる立地条件などが少し特殊です。
そのため、買い手は同じくバーを経営しようとする方に絞る方が良いでしょう。
ただし購入希望者が見つかったとしても、バーとしての機能が不十分である場合、成約にまで至らない可能性もあります。
今後少しでも居抜き売却する可能性があるのなら、早い段階から売却しやすくなる環境を整えておくべきです。

  • URLをコピーしました!
目次