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【横浜市鶴見区で居抜き買取り】学生街での居抜き買取りにおけるメリット・デメリット

居抜き買取りを行うにあたっては、物件探しを行う前に、まずは立地を決定する必要があります。
また立地はオフィス街や繁華街、住宅街などさまざまな種類に分かれますが、その一つに学生街があります。
今回は学生街の概要とあわせて、学生街で居抜き買取りを行うメリット・デメリットを解説します。

目次

学生街の概要

学生街とは、本来大学や学生寮、学生向けマンションが多いエリアのことを指していました。
しかし現在は、学生が集まる街、学生向けの安い店舗が多い街を指すことが多いです。

物価が安いため、学生だけでなく新社会人などの多く集まるのが特徴です。

また学生街には、カラオケやボーリングなど休日に遊べるスポットも多く、にぎやかな雰囲気であることが多いです。

学生街で居抜き買取りを行うメリット

学生街で居抜き買取りを行い、飲食店を開業するメリットは以下の通りです。

・リピーターを獲得しやすい
・店舗情報が拡散されやすい
・ピークタイムが分散される
・クロスセルを図りやすい

各メリットについて詳しく説明します。

リピーターを獲得しやすい

学生街では当然学生がメインのターゲットになるため、リピーターは獲得しやすいです。
平日は毎日のように、学生がすぐ近くを通るからです。

特に学生に好まれる味やボリューム、価格帯やメニュー構成を意識すれば、日常的に利用してもらえる可能性が高いです。

店舗情報が拡散されやすい

学生がメインターゲットの飲食店は、店舗情報が拡散されやすいです。
なぜなら、学生がSNSで宣伝してくれる可能性があるからです。

通常チラシやネット広告などにかかる販促費は、売上の5%程度と言われていますが、コストに見合う効果が得られるとは限りません。

一方学生によって情報が拡散されれば、広告よりも信憑性のある集客ツールとして機能します。

ピークタイムが分散される

オフィス街などの場合、ピークタイムは多くのビジネスマンが訪れる昼休みの時間帯に集中します。

一方学生街の場合、大学生や専門学生はそれぞれ授業や登校の時間が異なるため、さまざまな時間帯での集客が見込めます。
そのため、ピークタイムで満席になり、チャンスロス(機会損失)をするというケースも少ないです。

クロスセルを図りやすい

学生街で飲食店の居抜き買取りをする場合、クロスセルを図りやすいというメリットもあります。

クロスセルは客単価を上げるための戦略であり、メイン商品の購入を検討している顧客に対し、関連する別の商品をセットもしくは単体で購入してもらう手法です。

さまざまな層が訪れるエリアであれば、クロスセルの方法も考えられるターゲットに合わせ、複数行わなければいけません。
一方、学生街は基本的に学生が訪れる機会が多いため、学生に合わせたクロスセルを行うだけでも効果を得やすいです。

学生街で居抜き買取りを行うデメリット

一方、学生街での居抜き買取りには、以下のようなデメリットもあります。

・学生が減るシーズンがある
・客単価が低い
・夜の需要が少ない

各デメリットについて詳しく説明します。

学生が減るシーズンがある

学生街は多くの学生が訪れる可能性がありますが、夏休みや冬休みは行き交う学生の数が少なくなります。
そのため、極端に売上が減少する可能性があります。

都市部の学生街であれば、周りに繁華街や娯楽施設が多く、まだ休みのシーズンでもある程度来客はあることが考えられます。

一方地方の学生街は、周辺に繁華街などがないケースも多く、かなり経営が厳しくなることが予想されます。

このような状況にならないようにするには、年間で売り上げ計画を立てなければいけません。

客単価が低い

学生街は学生をメインターゲットとしているため、学生に好まれる価格帯で提供しなければいけません。
そのため、客単価は下がりやすいです。

例えば、一般的には良心的と思ってもらえる価格でメニューを提供しても、学生にはあまり響かない可能性があります。
学校には学食という飲食店の大きなライバルが存在するため、少なくとも学食に近い価格帯でなければ、集客には苦戦するでしょう。

夜の需要が少ない

学生街の需要は圧倒的に昼が多く、一方で夜は少ないです。
学生の主な活動時間は日中であり、昼の時間帯に多くの顧客を獲得できなければ、夜の時間帯でカバーするのは難しくなります。

夜の集客数も伸ばしたいのであれば、夜でも集客が期待できるサービスを考案したり、学生以外のターゲットも獲得できる工夫をしたりしなければいけません。
例えば、下宿生が気軽に利用しやすいテイクアウト、デリバリーメニューを充実させるといった方法です。

まとめ

学生街は多くの学生が訪れる一方で、学生だけにターゲットが限定されることも考えられます。
またメインターゲットである学生があまり訪れない時期や時間帯もあるため、「学生が多いから稼げる」と安易に考えるべきではありません。
このような立地で居抜き買取りを行うのであれば、周辺エリアの特徴や商圏を細かくチェックし、総合的に判断した上で開業しましょう。

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