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居抜き物件の内装工事後におけるメンテナンスについて

居抜き物件の内装工事を行うことにより、これまでとは違う快適で便利な環境を実現できます。
しかし、メンテナンスを継続して行わなければ、見た目や機能性は悪くなってしまいます。
今回は、居抜き物件のさまざまな箇所における内装工事後のメンテナンスについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

無垢フローリングのメンテナンス方法

切り出した木材の一枚板を加工した無垢フローリングは、重厚感と高い保温性、断熱性、調湿性を兼ね備えています。
しかし、適切な方法で定期的に掃除をしないと、その良さが失われるまでの期間が短くなります。
具体的な掃除方法としては、まず掃除機やダスタークロスなどで軽くホコリを取り、柔らかい布で乾拭きする方法が挙げられます。
このとき、間違っても水拭きをしてはいけません。
無垢フローリングは、表面を塗装していたとしても、水に弱い傾向にあります。
また、その水分が反りや割れに繋がってしまうこともあるため、注意しましょう。
もし、水をこぼしてしまったのであれば、吸収する前に乾いた布で拭き取るようにします。

シーリングファンのメンテナンス方法

空気を攪拌し、室内の温度を一定にできるシーリングファンですが、こちらは基本的に天井の高いところに設置されます。
そのため、比較的ホコリが溜まりやすく、定期的に掃除しないと、驚くほど汚れてしまいますし、ホコリや調理時の油などを含んでしまうと、簡単に汚れは落ちません。
また、シーリングファンは常に稼働しているものであるため、ホコリが溜まると、それが店中に舞ってしまいます。
そんなシーリングファンの掃除方法としては、高所用モップでホコリを落とし、その後拭き掃除をする方法がおすすめです。
可能であれば、市販されている伸縮可能なモップを使用してください。

タイルのメンテナンス方法

居抜き物件の内装工事は、キッチンやシンクなどにタイルを採り入れるというケースも多いです。
タイルにはさまざまなデザインがありますし、丈夫で汚れを寄せ付けにくい性質を持っています。
しかし、タイルには目地があるため、一度付いた汚れやカビを落とすのは、決して簡単ではありません。
そのため、普段から乾いた布、または固く絞った布を使用して拭き掃除をし、汚れがひどい部分に関しては、市販の中性洗剤を水で薄め、布やタワシで擦りましょう。
また、このとき洗剤が残らないように水洗いを行い、十分乾燥させることをおすすめすます。

ステンレスのメンテナンス方法

主にシステムキッチンにおいて採用されることの多いステンレス素材は、非常にシャープなデザインが特徴です。
また、ステンレスはプロの現場でも多用されている、実用的かつタフな素材ですが、居抜き物件において、こちらのメンテナンスはどのように行えば良いのでしょうか?
おすすめの方法としては、普段は乾拭き、汚れが目立ってきたらスポンジにクリームクレンザーを付けて磨き、すすいだ後に乾拭きする方法が挙げられます。
ステンレスは非常に水跡が残りやすく、こちらを放置しておくと、蒸発する際にステンレス表面に固着して水垢になるため、乾拭きは非常に重要です。
また、粒子の洗いクレンザーの使用は、表面の酸化被膜を破壊し、サビを発生させる原因になるため、使用する商品はしっかり選ばなければいけません。

珪藻土のメンテナンス方法

珪藻土は、居抜き物件の壁に採り入れられることがある素材で、優れた調湿機能を持っていますが、珪藻土の壁は表面がゴワゴワしているため、「拭き掃除をするのに抵抗がある」という方もいるかと思います。
しかし、実際居抜き物件においてメンテナンスをする際は、拭き掃除をする必要がありません。
普段の掃除は、表面のホコリをハタキなどで落とす程度でOKです。
逆に、吸水性のある珪藻土を濡れた布で拭いてしまうと、水を吸い込んでシミになってしまう可能性があります。
また、手垢や擦り傷などが付いてしまった場合は、目の細かいサンドペーパーなどで薄く削れば、綺麗に修繕することができます。

畳のメンテナンス方法

居酒屋など、座敷がある居抜き物件では、畳を敷くこともありますが、こちらはメンテナンスが少し難しい素材です。
そのため、表面の傷が目立ち、掃除をしてもなかなか綺麗にならない場合は、思い切って張り替えることをおすすめします。
畳には、主に以下の3つの張り替え方法があります。

・裏返し
・表替え
・新調

裏返しは、畳床から一度劣化した畳表を剥がし、裏返して綺麗な部分を表にする方法です。
畳を使用し始めてから、2~3年で行われることが多いです。
また、表替えは、畳床には既存のものを使い、畳表のみを新品に変える方法です。
裏返しから4年以上、裏返しをしていない状態から6年以上経った畳におすすめです。
そして、新調は文字通り、畳を新しいものに交換することであり、畳を張ってから15年以上経つ場合におすすめです。

まとめ

ここまで、居抜き物件の内装工事後におけるメンテナンスの方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今後居抜き物件の内装工事をする方は、前述したいずれかの工事を行う可能性があるため、メンテナンス方法については、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
理想の物件は、いつまでも理想の状態を保てるようにしなければいけません。

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