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寿司屋の居抜き物件でチェックすべき設備のポイント

寿司屋の居抜き開業を目指す方は、物件の内見時、必要な設備が揃っているかどうかをチェックしなければいけません。
また、それぞれの設備がどのような種類なのか、使い勝手の良いものなのかについても、細かく確認する必要があります。
ここからは、寿司屋の居抜き物件でチェックすべき設備のポイントを解説します。

目次

寿司屋の居抜き物件でチェックすべき設備5選

寿司屋の居抜き物件では、以下の設備の状態や種類などについてくまなくチェックしましょう。

・カウンター
・ネタケース
・生け簀
・コールドテーブル
・座椅子、座卓

カウンター

寿司屋を居抜き開業するにあたって、カウンターは非常に重要な設備です。
多くの寿司屋はカウンターを設置し、来客を向かい合う形で料理を提供します。
また、こちらのチェックポイントとしては、まず使用されている素材が挙げられます。
カウンターの多くは木製であり、ヒノキやスギ、クスノキなどが使用されていますが、中でもおすすめなのはヒノキ製のものです。
ヒノキは、日本人の肌と同系色であり、来客にリラックス効果を与えるほか、木目がおとなしいため、寿司など和食系の料理と相性が良いとされています。
その上、ヒノキは殺菌や防腐効果を持っていて、料理を置くカウンター向きの素材でもあります。
ちなみに、カウンターの幅に関しては、縦が約1m、横が来客1人あたり60cm程度を確保できるのが理想です。

ネタケース

寿司屋の居抜き物件では、寿司ネタを保管するネタケースも必ずチェックしなければいけません。
ネタケースには主に冷蔵方式、恒温高湿式の2種類があり、前者は底面と上部からまんべんなく冷却でき、ある程度厚みのある食材も保管できます。
後者は、温度を自由に調整できるため、保温と保冷の両方に適しています。
これらのタイプについては、自身が開業する寿司屋で提供するメニューに合わせて選びましょう。
また、ネタケースをチェックする際は、断熱ガラスを使用しているかどうかも確認すべきです。
断熱ガラスであれば、ガラスの表面に結露が発生しにくく、キレイな食材を来客に見てもらいやすくなります。

生け簀

生け簀は、寿司屋の居抜き物件ならではの設備です。
すべての物件に設置されているとは限りませんが、もし造作買い取りができるのであれば、サイズは必ず確認しておきましょう。
店舗の規模に比べてサイズが大きすぎると、窮屈な印象の店内になってしまいます。
ちなみに、生け簀のメリットとしては、中を泳ぐ魚で来客の目を引けること、その日に仕入れて使用しなかった魚を生きたままストックできることなどが挙げられます。

コールドテーブル

寿司屋の居抜き物件では、厨房に設置されたコールドテーブルのチェックも欠かさず実施しましょう。
コールドテーブルは、冷蔵・冷凍機能が付いた作業テーブルであり、一般的なコールドテーブル、ドロワーコールドテーブルの大きく2種類に分かれます。
これらの大きな違いは、冷蔵・冷凍機能の部分が両開きになっているか、引き出し式になっているかです。
両開きタイプの一般的なコールドテーブルは、大きな食材の出し入れがしやすかったり、中に保存されているものが一目で確認できたりといったメリットがあります。
その反面、開閉のたびに冷気が逃げてしまうため、温度変化に弱い食材の保存にはあまり向いていません。
一方、ドロワーコールドテーブルは引き出し式であるため、食材の種類によって保存する場所を決めることで、食材の出し入れに伴う温度変化を抑えることができます。
寿司屋は他の業態に比べ、鮮度が求められる食材が多いと言えるため、どちらかというと引き出し式のドロワーコールドテーブルがおすすめです。

座椅子、座卓

寿司屋の居抜き物件の中には、カウンターとは別に小上がりや和室が設けられた物件もあります。
このような物件では、座椅子や座卓の種類、状態をチェックしましょう。
撥水加工が施されたレザータイプの座面を持つ座椅子であれば、来客が食事をこぼしてしまったとしても、簡単にメンテナンスができます。
その他、籐を編み込んで作ったような座椅子は、座面に一定の高さがあるため、脚を伸ばして座ることができると、高齢の来客を中心に評判が良いという傾向があります。
また、座卓に関しては、脚が折り畳み式になっているものをおすすめします。
このようなタイプであれば、店舗側で自由にレイアウトを調整することができ、宴会や貸し切りなど、さまざまなシチュエーションにも対応可能です。
ちなみに、座卓の形には長方形や正方形の他にも円形があり、こちらは利用する人数を自由に設定できるというメリットがあります。

まとめ

ここまで、寿司屋の居抜き物件でチェックすべき設備のポイントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
寿司屋は独特な設備が多い業態であり、居抜き物件の内見時にチェックするポイントも多いと言えます。
そのため、前もって自身が経営する寿司屋のイメージ、提供するメニューなどを明確にし、それに適した設備が揃っている物件への入居を目指しましょう。

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