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【横浜市鶴見区の居抜き買取り】ゴーストレストランが居抜き買取りに向いている理由

居抜き開業を目指している方は、どのような物件を買い取るのかだけでなく、どのような業態で開業したいのかについても、真剣に考える必要があります。
また、開業店舗における選択肢の一つに、ゴーストレストランがあります。
今回は、ゴーストレストランの概要や、居抜き買取りに向いている理由について解説します。

目次

ゴーストレストランの概要

ゴーストレストランとは、来客が店内で飲食をすることなく、デリバリーでのみ料理を提供するレストランのことをいいます。
店舗によっては、テイクアウトに対応しているところもあります。

一般的には、キッチン設備が整った環境の中で、1~2人程度で運用されるもので、こちらは元々アメリカのニューヨークで生まれた業態です。

日本においては、新型コロナウイルスの感染拡大により、相次いで飲食店が経営難に陥ったこと、デリバリーやテイクアウトの需要が大幅に増加したことから、急激に店舗数を増やすようになりました。

ゴーストレストランが居抜き買取りに向いている理由3選

居抜き物件で開業させる店舗として、ゴーストレストランが向いている理由には、主に以下のことが挙げられます。

・イニシャルコストが安い
・好立地である必要がない
・人件費がかかりにくい

イニシャルコストが安い

居抜き買取りでの店舗開業は、確かにスケルトン物件よりもイニシャルコストを抑えられる可能性が高いですが、場合によっては思いの外費用がかかることもあります。

例えば、状態の良い設備が大量に残っている場合や、高額な大型設備を譲渡してもらう場合などは、造作譲渡料がかさむことが考えられます。

一方、ゴーストレストランの場合、客席が存在しないため、こちらに関連する設備は一切必要なく、買い取りの際のコストも削減できます。

また、内装や外装に気を遣う必要もないため、トータルのイニシャルコストは一般的な飲食店よりも安くなる可能性が高いです。

好立地である必要がない

飲食店の居抜き買取りをする際は、内装や設備の状況だけでなく、立地も考慮しなければいけません。
駅前や繁華街など、ある程度集客が見込める物件を買い取ることで、開業後のスタートダッシュに成功しやすくなります。

しかし、このような好立地の居抜き物件は、当然多くの購入希望者が存在します。
そのため、他の購入希望者に先を越されることが考えられ、仮に購入できたとしても、造作譲渡料などが高額になる傾向にあります。

その点、ゴーストレストランであれば、デリバリーが中心になるため、好立地でなくてもある程度の売上が見込めます。
また、好立地でない居抜き物件は、他の購入希望者と競合したり、極端に造作譲渡料が高額になったりする心配も少ないです。

もちろん、SNSなどにより、店舗の知名度を上げる努力は必要ですが、最初から駅前や繫華街の居抜き物件ばかりを狙う必要はありません。

人件費がかかりにくい

通常の飲食店の場合、キッチンスタッフの他にどうしてもホールスタッフが必要になりますが、ゴーストレストランは店内で来客が食事を摂ることがないため、ホールスタッフが必要ありません。
こちらはつまり、人件費がかかりにくいということです。

また、人件費は、飲食店の運営費用の多くを占めます。
居抜き買取りで店舗を開業しようとする方の中には、経済的な負担を減らしたい方も多いため、人件費を大幅に削減できるゴーストレストランは、居抜き買取り後の開業がスムーズに行える可能性が高いです。

居抜きでゴーストレストランを開業する際の注意点

ゴーストレストランは、居抜き買取りと相性の良い業態だと言えますが、居抜き開業を行う際には、注意しなければならない点がいくつかあります。

先ほど、ゴーストレストランは人件費が抑えられるため、居抜き買取りに向いているという話をしましたが、自社配達を行う場合は、配達員を雇用する必要があります。
つまり、ホールスタッフは必要ないものの、配達員の人件費が同じくらいかかってしまうと、トータルコストは削減できないということです。

また、デリバリー代行サービスと提携する場合、そちらに手数料にも手数料を支払わなければいけません。
中には、注文代金の30~40%の手数料がかかるところもあるため、デリバリー代行サービスは慎重に選ぶ必要があります。

ちなみに、実店舗を持たないゴーストレストランでは、テイクアウトを導入していない限り、直接来客と対面することがありません。
顧客情報の入手経路は、主にデリバリー代行サービスなどのプラットフォームになるため、フィードバックや好みなど、売上につながるデータが入手しづらい点にも注意が必要です。

まとめ

ここまで、ゴーストレストランが居抜き買取りに向いている理由を中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
デリバリーやテイクアウトの需要は、今後も急激には減少しないことが予想されます。
そのため、エリアの特徴やニーズによっては、一般的な飲食店の開業だけでなく、ゴーストレストランの開業も選択肢に入れることをおすすめします。

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