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居抜き開業後、1年以内に経営破綻してしまう飲食店の特徴

「思うように集客できない…」「客足はまずまずなのに利益が出ない…」
このような居抜きの飲食店は、何かしらの問題を抱えています。
また、それに気づかずに経営を続けていると、開業から1年以内に廃業する可能性が高いです。
ここからは、居抜き開業後、1年以内に経営破綻してしまう飲食店の特徴について解説しましょう。

目次

居抜き開業後、1年以内に経営破綻してしまう飲食店の特徴6選

以下のような特徴を持つ居抜きの飲食店は、開業して早々に経営破綻する可能性が高いです。

・ホームページがない
・グルメサイトを活かせていない
・オペレーションに問題がある
・ホール、キッチンの連携が取れていない
・来客を手間取らせている
・下積み経験がない

ホームページがない

居抜き開業後、1年以内に経営破綻してしまう飲食店の特徴としては、まずホームページがないということが挙げられます。
ホームページの開設は、飲食店の宣伝方法としては基本中の基本です。
これまで、ホームページなしでも経営が成り立っていたという飲食店もあるかと思いますが、今はもうそのような時代ではありません。
よって、ホームページがない居抜きの飲食店は、営業時間や住所などが記載された簡易なものでも良いため、まずは開設することを考えましょう。
また、より効率的に店舗の存在を知ってもらいたいのであれば、ホームページと併せてTwitter、InstagramなどSNSのアカウント作成も忘れてはいけません。

グルメサイトを活かせていない

居抜き開業後、すぐに経営破綻してしまう飲食店の特徴としては、グルメサイトを活かせていないということも挙げられます。
先ほど、ホームページの開設は飲食店における宣伝方法の基本と言いましたが、これはグルメサイトにも言えることです。
ただし、グルメサイトに登録しているだけで、何の工夫もしていないようでは、登録していないのと同じです。
閲覧者の興味を引くためには、必ず以下の情報をグルメサイトに掲載しましょう。

・メニューの写真
・おすすめのメニュー
・利用目的

オペレーションに問題がある

居抜き開業後、1年以内に経営破綻してしまう飲食店は、オペレーションに問題があることも多いです。
例えば、どれだけ美味しいメニューを提供する店舗でも、調理に時間を費やしすぎると、来客のフラストレーションは溜まってしまいます。
また、ドリンクよりも先に料理が来るなど、本来逆でなければいけない状況も、オペレーションに問題があるがゆえに起こることです。
もちろん、このような状況が続けば固定客はつかなくなりますし、悪評が広まって新規顧客の獲得さえ危ぶまれる可能性があります。

ホール、キッチンの連携が取れていない

先ほどのオペレーションの問題に近いことですが、ホールとキッチンの連携が取れていない居抜き飲食店も、このままだと早々に経営破綻してしまう可能性が高いです。
例えば、来客からオーダーを受けたメニューが売り切れていることを知らず、ホールスタッフが承ってしまうと、後々不快な思いをさせてしまいます。
そのため、たとえ忙しくてもホールとキッチンの連携を欠かさず、売り切れが出たらすぐに来客に伝えられるように準備しておきましょう。

来客を手間取らせている

居抜き開業後、すぐに経営破綻してしまう飲食店は、来客に我慢をさせているばかりか、手間を取らせていることもあります。
例えば、飲食店のテーブルには、必ずと言って良いほどカスターが設置されています。
こちらは、調味料や爪楊枝などがセットされた容器のことをいいますが、経営破綻してしまう飲食店はここに問題があります。
具体的には、以下のような問題です。

・調味料や爪楊枝が切れている
・容器が汚れている

このような場合、来客は「調味料がないので補充してください」と伝えなければいけません。
こちらは、まさに来客の手間を増やしてしまうことであり、絶対に言わせてはいけないことです。
もし、定期的に補充や清掃をする余裕がないのであれば、来客が入れ替わるたびに新しいカスターを用意するなどして工夫しましょう。

下積み経験がない

居抜き開業後、1年以内に経営破綻してしまう飲食店のオーナーは、下積み経験が一切ないことも珍しくありません。
居抜き開業には、コストを抑えることができるだけでなく、飲食店開業までの期間を短縮化できるというメリットもあります。
このとき、人気店などで下積みをしてからの居抜き開業だと、開業期間の短縮化というメリットがなくなってしまうため、多くの方は独学で開業にまでこじつけます。
しかし、人気店での下積みには、独学では生み出せない知識や技術を吸収したり、人気店の秘訣を目の前で見ることができたりといったメリットがあるため、飲食店経営を長続きさせるには必要なことだと言えます。

まとめ

ここまで、居抜き開業から1年以内に経営破綻してしまう飲食店の特徴を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もちろん、居抜き開業後すぐに経営破綻するすべての飲食店が、前述した特徴を持っているとは限りませんが、少なくとも1つや2つは当てはまるでしょう。
ただでさえ、コロナ禍で売上や客足が減少している昨今ですから、飲食店は押さえられるポイントをなるべく押さえなければいけません。

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