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希望通りの居抜き物件が見つからないときの対処法

居抜きでの飲食店開業を目指し、物件を探し始めたのはいいものの、なかなか希望通りの居抜き物件が見つからないということはよくあります。
このような場合は、希望する条件すべてを満たした物件を探すのを諦め、柔軟な対処をしなければいけません。
では、具体的にどのような対処をするべきなのでしょうか?

目次

希望通りの居抜き物件が見つからないときの対処法5選

希望の居抜き物件がなかなか見つからない場合、予定していた開業時期を過ぎてしまう可能性がありますし、居抜き物件の“スムーズに開業できる”というメリットを失ってしまうことにもつながります。
そのため、できる限り早めに対策を取り、開業にこじつけなければいけません。
具体的には、以下のような対策です。

・出店場所の条件を変える
・物件の条件を変える
・規模の条件を変える
・階数の条件を変える
・探し方を変える

出店場所の条件を変える

なかなか希望通りの居抜き物件が見つからないときは、まず出店場所の条件を変えてみましょう。
例えば、都内の人気エリアに飲食店を出店したいにも関わらず、なかなか空いている居抜き物件がないという状況だったとします。
そのような場合は、特定のエリアだけでなく、近くのエリアも候補に入れるようにしましょう。
駅で言えば、1駅~2駅分程度、候補エリアを広げてみることをおすすめします。
特定のエリアや駅にこだわりすぎると、居抜き物件探しは長期化してしまう恐れがあります。
また、「このエリアで開業できるなら」と妥協し、最終的にはかなり予算オーバーの居抜き物件を借りてしまったり、当初のコンセプトとまったく異なる物件を借りてしまったりする可能性もあるので、注意しましょう。

物件の条件を変える

希望通りの居抜き物件が見つからない場合は、希望する物件の条件も変えてみることをおすすめします。
例えば、駐車場付きの物件だけに絞ってしまうと、場合によっては物件探しが難航してしまう可能性があります。
駐車場付きの物件は、立地によってはかなりの需要が見込まれるため、人気が集中することも少なくありません。

規模の条件を変える

居抜き物件における規模の条件を変えることも、希望通りの居抜き物件が見つからないときの対処法の1つです。
できるだけ多くの来客を取り込めるようにと、規模の大きい物件ばかり探しがちになるオーナーは多いです。
しかし、都内の一等地などでは、なかなかそこまで規模の大きい店舗物件は見つかりませんし、もし見つかったとしても、賃料はとても高額になることが予想されます。
規模が小さい店舗物件であっても、うまく経営することは可能です。
例えば、居酒屋を開業しようとしている方は、立ち飲みを導入することで、規模が小さい物件でも多くの来客を取り込める可能性があります。

階数の条件を変える

テナントビルなどの1階に位置する路面店の方が、基本的には集客しやすいと言われています。
しかし、希望通りの路面店がなかなかないときは、2階以上にある階上店舗の居抜き物件も候補に入れるべきだと言えます。
階上店舗であっても、テナントビルの外側に大きな看板を設置するなどの工夫をすれば、集客力をアップさせることができます。
また、たとえ階上店舗でも、1階から階段を上がって、直接入店できるタイプの物件であれば、路面店と同じくらい集客力が期待できます。
1階部分に看板を設置し、メニューなどを記載しておけばさらに集客力は上がります。
逆に路面店にこだわりすぎてしまうと、同じエリアであっても、階上店舗の倍以上の賃料を支払わなければいけない可能性があるため、注意が必要です。

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