居抜き物件探しをする際、必ず力になってくれるのが、その道のプロフェッショナルである不動産会社です。
また、居抜き物件探しは、不動産会社と良い関係を築くことで、さらに効率がアップします。
ここからは、どのようにして不動産会社と良い関係を築けば良いのかついて解説します。
不動産会社と良い関係を築くための方法4選
心強い味方である不動産会社と良い関係を築くために、以下の方法を実践することをおすすめします。
・こまめに連絡を取る
・意見をハッキリと伝える
・意図を聞く
・訪問時は手短に済ます
こまめに連絡を取る
居抜き物件探しにおいて、不動産会社と良い関係を築くためには、こまめに連絡を取るようにしましょう。
不動産会社に居抜き物件探しを依頼すると、自身の条件に近い物件があったとき、メールなどで通知してもらうことができます。
物件探しをする方にありがちなのは、最初はこのようなメールにすぐ返信していたにも関わらず、徐々に返信するのが遅れてしまうというケースです。
不動産会社からすれば、返信が遅い依頼者は“契約する気があまりない依頼者”です。
また、不動産会社からのメールなどにすぐ返事をしないことで、契約する気のない依頼者だと思われてしまうだけでなく、教えてもらえる物件の数も徐々に減っていくことが考えられます。
もちろん、こちらは電話連絡に関しても、同じことが言えます。
不動産会社が、「契約する気のない依頼者に多く情報を通知しても意味がない」と思うようにならないよう、注意してください。
意見をハッキリと伝える
居抜き物件探しをするにあたって、不動産会社と良い関係を築くには、意見をハッキリ伝えることも重要です。
不動産会社に条件を伝える際は、賃料や立地はもちろん、規模や外観、設備などさまざまなことに関する条件を伝えなければいけません。
そのため、意見がうまく伝わらず、不動産会社に紹介してもらった居抜き物件が、自身のイメージとは違うということもよくあります。
ただし、自身のイメージとは違う物件を紹介されたときに、「なんかイメージと違う」「ピンと来ない」など、漠然と否定するのはNGです。
「○○円は賃料を抑えてほしい」「席数は最低でも10席以上はほしい」など、具体的に自身の意見を伝えなければ、不動産会社はどのような物件を紹介すればいいのかわからなくなってしまいます。
また、ハッキリ意見しないことで、不動産会社との関係に溝ができてしまい、なかなか物件の情報が回ってこなくなることも考えられます。
意図を聞く
居抜き物件探しにおいて、不動産会社と良い関係を築くためには、不動産会社の意図を聞くことが重要です。
居抜き物件を探す方のほとんどは、基本的には妥協せず、自分の理想にもっとも近い物件に入居したいと考えます。
ただし、すべて理想通りの居抜き物件を見つけることなどほぼ不可能なため、最終的には必ずどこかで妥協しなければいけません。
例えば、不動産会社が費用面を優先するために、多少他の条件が異なる物件を紹介したとします。
もちろん、不動産会社からすれば、費用面以外の条件が異なることはわかって紹介しているのですが、これに対して「条件が違う物件は紹介しないでほしい」などと伝えてしまう依頼者がいます。
このような伝え方をしてしまうと、不動産会社が紹介できる物件はほんのわずかになってしまいます。
そのため、不動産会社に自身の条件とは多少異なる物件を紹介されても、否定せずにまずはその意図を聞くようにしましょう。
そうすれば、「費用面を優先すると、設備や内装は条件と少し異なる物件が多くなります」と言ったように、不動産会社がどのような意図で、条件と異なる物件を紹介したのかがわかり、お互いの意見をすり合わせやすくなります。
訪問時は手短に済ます
居抜き物件探しで不動産会社と良い関係を築くには、直接不動産会社を訪問する際、要件を手短に済ますことも意識しましょう。
例えば、希望の居抜き物件探しを依頼しに行く際には、条件を記載した紙を持参し、「この辺りで借りることができる物件を探しています」と手短に伝えます。
このように、不動産会社にとって物件を探しやすい環境を提供することにより、情報が多く回ってきたり、関係が良好になったりすることにつながります。
もちろん、居抜き物件探しをする方は、不動産会社にとってのお客様であるため、必ずしもここまで気を遣う必要はありません。
しかし、不動産会社の担当者も人間であるため、忙しい時期や時間帯に長々と物件の希望条件を説明されるよりは、簡潔に伝えてもらう方が心象は良くなります。
まとめ
ここまで、居抜き物件探しにおいて、不動産会社と良い関係を築くための方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
不動産会社の仕事は、居抜き物件を含む不動産を紹介したり、依頼者にアドバイスをしたりすることです。
しかし、何らかの理由で関係性が悪くなってしまうと、なかなか積極的にサポートしてもらえない可能性があるのは事実です。
居抜き物件探しをするのであれば、それを常に心に刻んでおきましょう。